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超簡単!源氏物語のあらすじ紹介!平安時代の恋愛超大作を知ろう!

突然ですが、源氏物語って面白いですよね?
・・・とそういわれて「そうだね!」「あれは●●のシーンが秀逸でね!」と同意したうえで返してくれる人はほんの一握りです。
では、どうして源氏物語って名前はある程度皆さんに浸透しているのに、実際のストーリーは知らない、もしくはきちんと読み込んだことのない人が多いのでしょうか。
その理由は大きく分けて3つあると考えます。

  1. 物語が長編すぎる(54帖あります)
  2. 登場人物が多すぎる(端役も含めて約2,000人います)
  3. 受験勉強の教材としか思っていない

確かに、これだと本当に読書好きか古典文学が好きな人くらいしか読みたくなくなりますよね。でも、心のどこかでどんなストーリーなのか気になっていて、手を付けられていない人も一定数いるのも確かです。

というわけで今回は、源氏物語入門編ということで、
誰でもわかる、興味が持てるように考えた、
『超簡単!源氏物語のあらすじ紹介!平安時代の恋愛超大作を知ろう!』と題しまして、
源氏物語の世界を少しだけ覗いてみようと思います。

源氏物語の大まかすぎるあらすじ


では、早速源氏物語のあらすじを書いていきましょう。

『光源氏というイケメンが、貴族特有の政治的問題等に直面しながら、自分の理想の女性を求める壮大な恋愛物語』

本当に大まかにいうと以上です。
たった1文で終わってしまって拍子抜けしたと思いますが、実際54帖という長い物語の中のメインどころはこんな感じなのです。
あんなに長い物語のくせに、これだけの内容!?と驚かれた方もいるかと思います。

なんでそんな内容の物語が1,000年もヒットしてるの!?と思った方、いらっしゃいませんか?

大前提としてこの当時の恋愛事情は、一夫多妻制の通い婚という文化でした。旦那さんが、奥さんの待つ家に通うという生活です。しかも、奥さんは一人じゃなく、複数人いるのが普通でした。
この時奥さんを選ぶポイントは、

  • 恋愛結婚
  • 策略結婚

という2種類があったのですが、恋愛結婚とは言えども、身分がある程度ふさわしくないと結婚は認めてもらえませんでした。
また、策略結婚というのは、この家とつながっておけば出世につながる、自分の家がさらに繁栄する、この家を敵にしておくと自分の家が危ない!という思惑があって結婚するものです。

源氏物語では、この策略と光源氏の(まれに身分や年齢差の)破天荒気味の恋愛模様がいろいろな女性を主人公にしてどんどん語られていきます。
当時の読者は、その女性を自分と重ね合わせたり、意中の彼を光源氏に重ねたりして共感を生んでいたのでしょう。

今でいうところの、ティーンエイジャー向けのキュンキュン映画を何本か見る⇒大人向けのしっとりとした恋愛映画を何本か見る⇒その主人公は同じで相手の女優だけが違うオムニバス、というイメージですね。
「私は○○さんと光源氏が恋をするストーリーが推し!」「いや私は●●との恋愛がキュンキュンしちゃった!」
きっと当時の女性たちはこのように感想を言い合ってドキドキを共有したのでしょう。今の女性たちと1,000年経っても本質は変わらないのです。

主人公の光源氏ってどんな人?


では、そんな恋愛マスターのキュンキュン男子である光源氏(源氏の君)は、一体どんな人なのでしょう。
当時の女性たちが何人も恋に落ちるポイントというのが源氏物語にはかなりちりばめられていますので、簡単に解説していきましょう。

光源氏のwiki風プロフィールと誕生の経歴

ではまず、光源氏のプロフィールをご紹介しましょう。

基本情報
名前:光源氏(ひかるげんじ)
愛称:源氏の君・光る君・六条の院・源氏の院他
父:桐壺帝
母:桐壺の更衣
兄:朱雀帝
特技:和歌(ラブレター)・楽器演奏・蹴鞠(けまり)・舞等
性格:自分がイケメンと自負している・恋愛は美徳・意中の相手にマメ

これだけでもかなりパワーワードが多いですね。
まず、光源氏は当時の帝(天皇)の次男として身分も高く生まれましたが、母親である桐壺の更衣が身分が低かったのです。なのに、その身分にふさわしくないレベルで桐壺帝は桐壺の更衣にぞっこん。すると、他の女性たちは桐壺の更衣の愛され具合に嫉妬して桐壺の更衣をいじめまくり、もともと体が弱かった桐壺の更衣は早死にしてしまいます。桐壺帝はしばらくショックを隠し切れない程度に落ち込みまくりました。
(個人的にあなた天皇だったら桐壺の更衣を何としてでも守り切れなかったの!?と思うのですが・・・)

その桐壺の更衣の忘れ形見である光源氏は、誰が見ても超美形の可愛い赤ちゃん。育っていくうちにイケメン度合いはますます進み、さらにとっても賢く何をやらせてもセンスがある。周りは光源氏の魅力にメロメロで、最愛の人の忘れ形見だったこともあって、桐壺帝も光源氏にメロメロ。息子にもぞっこん。
(この時点で光源氏のお父さんは、光源氏のお母さんの時と同じように一人を溺愛するという道を進んでしまいました。学習しましょう。)

ただ、先に誕生していた光源氏の兄(のちの朱雀帝)のお母さんの実家がかなり立派な家だったことと、最愛の人の息子である光源氏を猫可愛がりしていた桐壺帝を見た周りの人が、
『もしかしたら桐壺帝は、長男を差し置いて次男を天皇にする気じゃ・・・?』
と考え噂をしまくったことから、ここでやっと桐壺帝は
『このまま皇族にしておいたら後継者争いで光る君は危ない目に合うかもしれないし、せっかくの才能を活かせずのびのび暮らせないのもちょっと・・・』
と考えるようになります。

そこで桐壺帝が下したのがこちら。

「よし!光る君は皇族の身分から一般人にして、後継者争いから降ろして自分の力で生きてもらおうっと」

というわけで、ここから光源氏の未来が進んでいくのです。
結論、光源氏はお父さんに振り回されすぎ!!でした。

光源氏はお母さんを探していた?

そんなこんなで大人になった光源氏は、様々な人と恋をしていきます。誰もが振り向くイケメンと、もともと天皇の息子で天皇からもかわいがられているというその身分、またどんな楽器もうまく弾きこなし、舞(ダンス)を踊ってもとにかく上手となるとモテないわけがない。
和歌(ラブレター)だってセンスがあって字も綺麗でおしゃれ番長。
光源氏はとてつもなく無敵でした今のアイドルよりもすごかったのかもしれませんね。

しかし、光源氏にも手に入れられないものがたったひとつだけありました。
それは・・・『母親の愛』。

先ほどもお伝えしたように、光源氏の母親は光源氏が幼いときに体の弱さといじめから亡くなっています。しかしあまりにも光源氏が小さいときに母親を失ってしまったので、全く母親を覚えていません。
「どうしてお母さんはいないんだろう・・・」と寂しく思っていた時に、桐壺帝が新しく奥さんとして迎え入れた『藤壺の女御』という女性が、どうも自分の母瓜二つだと聞きます。
大人になるまで母のように姉のように慕ってきた『藤壺の女御』が光源氏の初恋となるのです。
(ここでも桐壺帝は、桐壺の更衣と重ね合わせながら藤壺の女御をお迎えしているあたり、人を振り回す癖があるのでしょうか。)

そして、彼は死ぬまでその面影を追い続けながら、いろいろな人と恋をしていくのです。
その年齢は下は10歳程度の女の子から上は自分の母親より年上のお婆さんまで・・・。
ちょっと求めすぎさまよいすぎではありませんかね。ここまでくると、恋に恋する思春期の男の子のようですね。

そんなイケメンの苦悩を描いた物語だと考えれば・・・ちょっと深い、かも?

光源氏に恋をされるには


では、そんな光源氏に恋してもらうには、どうすればいいのでしょうか。
当時の女性がどうだったらモテたのかを伝授しましょう。もちろん当時の美人であることは必須なのでここでは省きます(笑)

それがこちら。

和歌のセンスがあること(字の綺麗さ・文章のセンス)
髪の毛が多くコシがあって綺麗であること
服のセンスが良いこと(着物の色使いや柄)
楽器が演奏できる事(筝・和琴等)
控えめに男性を立てる事が出来る事

当時の男性は、結構理想が高かったのですね・・・。
和歌のセンスに関しては、気の利いた返事が出来て、文字が綺麗なことが大前提だったので、昔の和歌を踏襲したり、掛詞(技巧のあるだじゃれのようなもの、例えば『嵐、と荒らし』や『秋、と飽き』等)を駆使してようやくという感じだったようです。女性も頭がよくないといけなかったようです。

その上おしゃれで楽器が出来て・・・ハイパーウーマンです。

今でいうところの、

字がとてもきれいで文章が綺麗なオシャレな女性で、かつピアノやバイオリンがそこそこうまくて、なのに自慢することもなく控えめ。
そして大前提として美人であること、が条件のようです。
そんな人周りに居ませんよ!!少なくとも私にはそんな無敵な女性の知り合いなんていません!!

でも、源氏物語では、そのような素敵な女性がゴロゴロ出てきますし、それに応えられるだけのイケメンが光源氏なのです。
母親の愛を求めながら様々な年齢の女性のもとへさまよう恋愛物語、それが源氏物語なのでしょう。

最後に

いかがだったでしょうか。
源氏物語のざっくりとしたあらすじを随所にお伝えしながら、当時の理想の女性像までお伝えしてみました。
少しは源氏物語がどんなテイストの物語なのかわかりましたでしょうか。

ただの源氏物語の解説という内容ではなく、今後もいろいろな切り口から源氏物語を通して豆知識を含めた解説が出来ればと思います。

それでは今回はこれで終わります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。